ニルバクリーン開発者にインタビュー

ニルバクリーン開発者インタビュー ニルバクリーン

今もっとも必要とされる抗菌剤、ニルバクリーンってどんなもの?

開発者の北村透博士にインタビュー。

北村透博士

北村 透氏
工学博士。大阪大学工学部を首席で卒業。光触媒の研究を中心に、新技術の開発を続ける。
主な受賞歴
NBK大賞
Plunkett賞
りそな新技術賞など
2015年~ ブルネイ大学教授を務める。

vol.1 光触媒でウイルス退治

vol.2 光触媒でウイルス退治~パワーアップ~

vol.3 使い方と3つの特徴

vol.4 赤ちゃんが舐めても大丈夫?

vol.5 効果は半永久?

vol.6 DIYでウイルスをやっつけよう!

フルVer. 光触媒を使ったウイルス対策

―ウイルスをやっつけろ!

ということで、今日は光触媒を使ったウイルス対策についてお話を伺います。

今日お話を伺いますのは、北村博士です。

北村先生、よろしくお願いします。

よろしくお願いします。

―北村博士は、大阪大学工学部を首席でご卒業になっているということですが、

先生はこれまでどういったことを専門に研究してこられたのですか?

はい、電気化学という、ちょっと毛色の変わったジャンルの研究をずっとしてまいりました。

光触媒はその電気化学に属しておりまして、私は学部の1980年代からずっと光触媒に携わってまいりました。

1970年代に、今の東京理科大の学長の藤嶋先生が「本多・藤嶋効果」という光触媒の現象を世界で初めて発見されまして、

それ以来、藤嶋先生は50年、私は40年、光触媒反応の研究にずっと邁進してまいりました。

―そうなんですか。

藤嶋先生という方が第一人者で、その次が北村先生ということですか?

キャリアの上では、そうでございます。

けっこう独創的な、画期的な発見でございますので、毎年毎年ノーベル賞候補にも挙げられております。

―えっ、北村先生の?それとも藤嶋先生ですか?

藤嶋先生の「本多・藤嶋効果」という反応がノーベル賞候補に挙げられております。

―その次の研究者が北村先生ということで?

あんまり名前出ません。

―(笑)

先生、今日のテーマである「光触媒」について、言葉は聞いたことがあるのですが、あまりよく分かっていないので、少し説明していただけますか?

はい。

光触媒というのは、酸化チタンは有名な物質でございますけども、それ以外にもいろいろございます。

光触媒の表面で、水が光エネルギー、太陽光のエネルギーも光エネルギーなんですけれども、

その光エネルギーを受けて、水が分解して活性酸素が発生されるという現象でございます。

具体的にどういう風な効能につながるかと申しますと、例えば、酸素系漂白剤と全く同じものがどんどん、

光が当たる度に発生してまいりますので、除菌・漂白、セルフクリーニングですね、

それから消臭、みな酸素系漂白剤のボトルの裏に書いてある効能と被っているというのは、出てくる物質が一緒なわけなんですね。

光触媒は減るものではございませんので、水と光がある限り、永遠にその現象を起こし続けるということで、非常に寿命が長いというところも特徴でございます。

―なるほど。ということはその光触媒というのを使って、先生が先ほど仰った、漂白剤のような使い方とか除菌のような使い方ができるということなんですね。

はい、そうです。 

(光触媒が)当初皆さんが期待していたのとは、期待外れに終わっているのがですね、

抗ウイルスとか殺菌の分野でございまして、ジャバジャバ水の中で光触媒反応を起こす場合では、

だいたいその現象は起こるんですけども、例えば壁に塗るであるとか、

天井に塗るとか床に塗るとか、あまり水の周辺にない環境で光触媒反応を起こそうとすると、

そんなに強い反応が、思ったほど期待したほど強い反応が起こらない、ということもだんだん分かってまいりましてですね。

どうしても抗ウイルス機能をつけるとか、殺菌効果を上げるとかいうのは、第三成分の助けを借りなければならないということが分かってまいりました。

そこで銅イオンと銀イオンを併用して、その効果を飛躍的に高めるということを発見したのが、私でございます。

―え、光触媒に、銅イオンと銀イオンを混ぜ合わせたのが、先生?

そういうことです。

―ほおー、そうなんですね。

どういうことが期待できるんですか?

まず、非常に強力な感染菌の死滅・殺菌効果が期待できるというのと、ウイルスを不活性化させる・無力化させるという効果も期待できます。

―え!?ウイルスを無力化、ですか!?

はい。

―ええー!ということは、先生。コロナウイルスにも期待できますか?

「できる!」と断言したいところでございますけども、残念ながらコロナウイルスを判定する公的機関がまだ無いので、

(※2020年6月5日現在)代替特性、身代わりの特性といたしましてインフルエンザとか、

ノロウイルスに対する不活性化・無力化効果を調べておりますけども、両方ともバッチリございますので、

コロナウイルスにもきっと効果を及ぶのではなかろうかと期待している最中でございます。

―えー!それは先生、画期的ですね!!

はい、画期的でございます。

―例えば、どんな使い方ができるのですか?

簡単に施工できる液剤にしておりますので、例えばスプレーボトルに詰めてシュッシュッと床とか壁に塗布していただいたりとか、

あるいは刷毛とかローラーで床や壁に塗布していただくとか、

あるいはモップなどで床に直に塗って乾かすというだけで、簡単に施工ができるように考えております。

―今、テレビでも、簡単にできますよ、とか、これはこんな風に使ったいいですよ、

みたいなものっていっぱい出てると思うんですけど、先生の目から見てその辺りはどうですか?

いや、あの、他社の悪口を言うほど下品でもないんですけども(苦笑)

ちょっとフェイクニュースも多いな、という感じは昨今いたしますので、いずれ取捨選択・淘汰される時代が来るんでしょうけども。

私の発明した液剤はですね、ひとつには、瞬間的な効果だけでなくて、長いロングレンジの、

いわば何年にも渡るような、持続的な効果を期待できるというところが、第一の特徴でございます。

第二の特徴は、ほとんどすべての菌、有害な感染菌であるとかウイルスに効果を及ぼすというのが第二の特徴でございます。

第三は、先ほど申し上げたように施工が簡単ということで、三つを他にはない特徴として強調いたしております。

―なるほど。さっき先生が仰ったように、シュッシュッと吹きかける、というような使い方なんですか?

ええ、そういう使い方もできます。

溶剤が水とアルコールだけでございますので、ただ、フッ素樹脂という樹脂を微量混ぜておりますので、

水とアルコールが揮発しますと、薄いんですけど強靭な膜になってですね、それが非常に長持ちする特徴の最大の原因でございます。

―ドアノブにシュッシュッとやったりとか、机の上にシュッシュッというだけでも…?

はい、十分、大丈夫です。

―例えばお部屋全体を綺麗にしたいとか、お店を除菌したい、という場合はどうなりますか?

一般的に天井にはする必要はないんですけども、天井に手の届く人はそんなにいませんので。

壁と床を中心に施工していただきますと、長きにわたって抗ウイルスであるとか、感染菌予防であるとか、

光触媒はそもそもニオイが消えるということで売り出した製品でございますので、不快なニオイを光が当たる度に、

未来永劫除去するであるとか、また、これの場合はもう一つ面白い特性がございまして、

カビがほぼ生えなくなるという機能もございますので、カビを防ぐという目的にも使っていただけます。

いいことばかり申し上げて恐縮なんですけども、光触媒のもう一つの特徴である「超親水性」、表面が非常に親水性が高くなるので、油汚れがつきにくくなる。

―主婦にとっては嬉しい情報です。

はい。だから例えば天ぷらとか焼肉屋さんとか、油汚れで困っておられるような用途にも、掃除が簡単になるということで、ご評価いただけるような性質がございます。

―少し気になったのは、小さなお子さんですとか、ウチもペットがいるんですけども、壁や床を触った手を舐めたりしても大丈夫なんでしょうか。

それは非常に懸念を持たれている方が多いので、完全に大丈夫と言いたいところなのですが。

成分として、光触媒というのは歯磨きチューブの中にも入っている人体に安全な成分なんですけども、

それ以外に銅の粉が微量に入っております。10円玉と同じような成分ですね。

ですから、銅でアレルギーを起こす方にはちょっとご注意いただけたらと思うんですけども。

それ以外には人体に完全に無害でございます。

―銅でアレルギーを起こすというと?

中にはいらっしゃるんですね。この商品は中に金属銅が含まれていいますよ、ということを前提にお使いいただく、という風にPRさせていただいています。

簡単な調査では、銅のお鍋や10円玉を握ってアレルギーを示すような方には、あまりお勧めはできない、その制約があるだけで、あとは全然大丈夫です。

―それじゃあ、普通にお財布から10円玉を使っているような方なら心配は要らないですね。

まず心配は要らないです。

―あともう一つ気になったのは、効果の持続性と言いますか、どのくらいもつものなのですか?

理論的には半永久的、と言ったら、「お前吹いてるんじゃないか」という風に言われる場合もあるんですけども(笑)

光触媒というのは光触媒が消耗する訳ではなくて、光触媒の上で水が分解するだけで、光触媒自体は未来永劫、そこに存在する。

銅の粒は銅イオンを発生させるためだけの目的で入れているのですが銅の粒の表面から徐々にイオンが発生して、銅の粒が小さくなっていくわけですね。

銅の粒が消耗しきったら、そこで効果は終わりますけれども、通常に考えて室内では消耗する因子がございませんので、数年にわたって効果を発揮するということは、確実に言えると思います。

―なるほど。先生のお言葉を借りると、「半永久的」なのですね。

はい、理論上は半永久的でございます。

―本当にビックリするようなお話です。

それは光栄でございます。

―いろいろお話を伺っていると、すごい万能選手という感じなんですけれども、私でも使うことはできるんですか?

はい、その点もけっこう工夫いたしまして、施工に熟練を要さない、ほとんど素人の方でも簡単に施工していただけるように考えました製品でございます。

家の仕上げでお施主さんが直接されるとかですね、シュシュっと吹きつけるスプレーボトルに入れるとか、

モップで床に塗り付けるだけでもOKという性質を持っておりますので、家庭の主婦でも安心してお使いいただけます。

―じゃあ、今流行りの「DIY」ですね。シュシュっと使える感じですか。

ぜひ、お試しください。

―嬉しいですね。

いろいろ今日はお話を伺ったのですが、ウイルスにも期待できそうだし、カビにも効果があるということで、本当に夢のような商品ですね。

それは光栄でございます。

―今日はどうもありがとうございました。

ありがとうございました。

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