突然ですが、掃除機はどこに、しまっていますか?
夏には使わない冬ふとんや、暖房器は? 結婚式などで、いただいた記念品は?
どこに何を片づけるか?は永遠のテーマですね。 不思議なことに収納場所が増えると品物が増えます。 イタチごっこみたいですが、収納場所がゼロでは生活に困ってしまいます。
収納を考えるうえで大切なこと
①分類する
現在の荷物リストを作ってみましょう! その荷物をABCに分類します。
〈A〉いつでも使用する手元に必要なモノ
〈B〉 季節ごとに使用するモノ
〈C〉まだ捨てるには、もったいないモノ
そしてABC各々の収納場所を決めます。 そしてCは一年ごとに、思い切って処分することも大事です。
②収納率20%を目安に!
プランをたてるとき、収納率を20%にします。 収納率20%とは床面積(居住面積)に対して収納場所の床面積を20%確保することです。 こうすると部屋の中はスッキリします。
では場所ごとに考えていきましょう!
玄関収納
玄関は脱ぎ散らかした靴など気になる場所ですね。 お勧めは2way玄関です。
2way玄関は写真にあるように入口ドアは一つですが、中へ入ると来客用と家族用に 分けてある玄関です。
玄関を入って正面は来客用。子供たちはシューズ棚がある左側から。
キッチン収納
ダイニング・テーブルと魅せる収納棚、対面キッチンの向こうは見せる食器棚。
見せる収納と魅せる収納、そして隠す収納。
対面キッチンの背中側には造りつけの食器棚。そして便利なカウンター。
キッチンのバックヤード
キッチン前カウンターの下部に設けた収納。
キッチン裏側のカウンターとその引き出し
パントリー
床に大判タイルを貼りました。買い物カゴで土足のまま使えます。
新潟県上越市の家
食品庫があれば便利ですね。
買い物カゴを下げて玄関から食品庫への動線もプランづくりには大切です。
洗面・脱衣所
リビング・洋室
部屋の各所に収納スペースを造ると便利です。
WICを囲むように階段を造りました。
WICの中は天井を高くして収納…部分を作っても、ほとんど利用されていない死角になりがち。
それなら天井を低くして階段上部からの採光窓を設けて、リビング中心のWICとして活用するのも一手かも・・
洋間のコーナーに収納棚を作り付け。
ドアがなくオープンなスペースにラックや収納BOXで自由に配置。
誰にも気兼ねなく小物や衣類を・・・
部屋の一角がウオークイン・クローゼットのようです。
和室収納・押し入れ
押し入れの棚は写真のようにスノコ棚にしておくと湿気対策になります。
ウォークインクローゼット
ハンガーパイプを作り付けで洋服タンスも不要になりました。
なんといっても大容量の収納が魅力です。
飾り棚と収納
書棚と階段下収納
トイレ収納
ロフト
ロフトは大収納が可能な場所です。でも重いものは出し入れが大変!
屋根の勾配に合わせて造った収納。
収納部分が二重になっているので収納物にあわせて便利です。
収納ロフトへの階段
一階天井と二階床の間を大きくしたら大収納の家ができます。
スキップフロアーにすると外部から出し入れできる収納が造りやすいです。
肝心なことは、どんな暮らしを実現したいかを考えてプラン造り。
そして現在あるモノをABCに分類して、どの程度の収納スペースが必要かを考える。
あとはプランを考えながら小さな収納スペースを拾っていきます。