セルロースファイバーの欠点

セルロースファイバーの欠点 セルロースファイバー

その一つはグラスウールなどと比べて高価です。 

板状やロール状の断熱材を壁の中に押し込んだりタッカーで止めるだけの工事と比べると、専用シートを貼り専用機でブローイングするという現場での作業工程が増えるからです。

でも数倍もするわけではありません。差額はお問い合わせください。

目安としては通常の一戸建ての外壁面で40~60万円前後です。  

入居後の省エネでおつりがきますし、なにより快適性が向上しますが・・・

 『いい家が欲しい』の本には埃が舞うとの指摘があります。

 

施工中のホコリは欠点の二つ目かも。

ある方は居住中に壁の中のセルロースファイバーが

ホコリとなって室内に飛散するといわれますが、

現実はそんな現場を見たことも聞いたこともありません。

 

確かに工事中の埃は凄いです。

でも施工中の難点は施工者の問題です。

入居される方の問題ではありません。

仕上がり入居後の埃は皆無といえます。

完成後のお客様の笑顔が職人の活力です。

 

セルロースファイバーは沈下する。

よく言われる欠点にセルロースファイバーの沈下があります。

詰め込んだセルロースファイバーが

自重で沈むことを心配される方がおられます。

 

もし沈降したら上のほうに空間が生じ断熱欠損になります。

セルロースファイバーのメーカーさんも

様々な方法で沈降防止をしています。

沈降実験を公的な機関に依頼して安全性を保障もしています。

この沈降がセルロースファイバーの泣き所だと痛感してメーカー研修を受けた
職人が施工する体制を整えています。

断熱材ですから沈下して上部に間隙ができたら断熱欠損で効果は下がります。

この問題も施工者の問題だと思います。

私たちはシート貼りも大切な工事と考えています。

たるみなくピンと貼ったシートにセルロースファイバーをしっかり充填します。

たるみのあるシートではボード貼りに影響がでるためしっかり充填できません。

本来、セルロースファイバーはしっかり充填するのが基本です。

しっかり充填することで断熱性能や吸音性能などが発揮されるのです。

この手を抜かない工法だから沈下対策にもなっているのです。

セルロースファイバーを施工した住宅を10年後に壁を取り除くリフォームをした時、
従来の壁を剥いで中の様子が確認でました。

中にぎっしり詰まっていたセルロースファイバーはベッドのマットのような状態で、
隙間もなく、ゆっくりと倒れてきました。

おかげさまで沈下もせず上部に間隙の無い状態が確認できました。

沈下にたいする第三者機関での実験データも用意しております。

 最後に施工後のリフォーム時です。

壁に穴を開けるとボロボロとこぼれてきます。

例え一部の壁リフォームでも再度吹き込む必要があります。

だから、エアコンの穴部分などは初めからスリーブパイプを
入れておくのが賢明です。

もしリフォームや修繕などでセルロースファイバーが
吹き込んである壁を施工する時は、再吹き込みが必要です。

こんな時、機械と職人を抱えている施工業者が
すぐ対応してくれないと困ります。

セルロースファイバーを選ぶ時は、施工業者のチェックも大切です。

 (これもセルロースファイバーの弱点かな?)
良いことづくめのセルロースファイバーですが欠点もあります。

何万点もの部材で構成されている住宅は、部材も工法も
100点満点の完璧はありません。

長所も欠点もないほうが不思議です。

欠点があれば、その欠点をいかにカバーしてより良い住まい造りを
するかが私たちの使命だと思います。

 

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