【ご相談】鉄骨造の事務所が夏は暑すぎる

寒さ対策

住まいの相談窓口を見た方から、お電話でご相談をいただきました。

相談内容

相談者
相談者

現在事務所として利用している平屋の建物が、夏になって暑すぎて困っています。
この暑さを何とかする方法を教えてください。

【建物の状況】 
・所在地は四国地方
・間口11m、奥行き14mの平屋
鉄骨造
外壁や屋根は波板
・今は事務所として使用、昔は倉庫的な使い方?

相談者
相談者

他社にも相談しましたが、断熱材を入れる工事に60万かかるという見積でした。
安くて上手な方法が他にないかと思い、御社に問い合わせました。

回答

至福太郎
至福太郎

ご相談いただきありがとうございます。
今回60万でも相当高いと感じていらっしゃるので、
ご自分で、天井裏に一番安い断熱材=グラスウールを敷き並べるのはどうでしょうか?

隙間に断熱材を差し込むように施工する

普通の住宅でも、鉄骨造は隙間ができやすい建物になります。ましてや今回のような、屋根も外壁も波板で、元々倉庫だったんじゃないかと思われるような建物は、そういう傾向が強いです。

断熱材を天井裏に敷き並べる時に、端っこの方は折り曲げてでも隙間がないようにしっかりと施工していただくのが大事です。

もし予算が許せば、断熱材を二重にするのがおすすめです。
例えば100mmの厚さの断熱材を敷いて、その上にさらにもう一段、断熱材を敷き並べるという方法です。
そして端の方は、上で説明したのと同じく、断熱材を折り曲げて差し込むくらい隙間を少なくするように施工してください。

グラスウールのメーカー

グラスウールのメーカーについてもご質問を受けましたが、特に推奨するメーカーがあるわけではないです。
メーカーから発表されている数値を見ると、どこも数値はほぼ同じなので、どこのメーカーでもいいと思います。

むしろネットで一番安いメーカーを探してみて、ご自分で施工されるのが一番安く済む断熱方法だと思います。

他にも方法がある?

遮熱シートを貼る

屋根が太陽光で熱せられると、屋根材が熱くなります。そしてそこから室内への放射熱が発生し、建物内部も暑くなってしまうのです。
屋根に遮熱シートを貼ることで、太陽光を跳ね返し、室内への放射熱を防ぐことができます。

屋根に散水する

昔、軍手工場から今回の相談と同じような相談を受けたことがあります。
そこはたまたま、井戸水が豊富な地域でした。そこで、天井までポンプで井戸水を汲み上げ、小さい穴を空けたパイプから、屋根の上にまんべんなく散水するという方法をとりました。
庭に打ち水をするような原始的な方法ですが、井戸水は通常の水道水よりも水温が低いのでとても効果的で、工場で働いている方々にも涼しくなったと喜んでいただきました。

【エア断リノベ】がおすすめ!

断熱工事というものは、建物の種類や大きさによってかなり変わってきます。

断熱材ですっぽり覆ってしまうとか、中の間仕切り壁をいったん解体して、その壁の中に断熱材を入れるとかいうような工事になってくるとかなり大掛かりです。

すぐ200万、300万円かかる例が多いです。

私たちが推奨している、エア断というリノベの工法があります。

家全体をエアカーテンという断熱効果のある通気層ですっぽり覆うというやり方です。

残念ながら、今回のご相談の60万とか100万という金額では済まないのですが、家全体をそのような方法でリノベするということもできます。

もし、暑さ対策でお困りでしたらぜひご相談ください。

状況をヒアリングし、お客様に合った対策を提案させていただきます。

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