高性能住宅の幻想

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高性能住宅は本当に住みやすい?

せっかく新築の家を建てたのに、「こんなはずじゃなかった…」という嘆きの声をときどきいただくことがあります。

今回は【最新住宅の幻想】というテーマでお届けいたします。

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実例①最新の注文住宅を建てたら寒すぎた?

高性能住宅の幻想の目次

今回ご紹介するケースは、小林さんという60代の女性の方です。

小林さんは3年前に注文住宅を建てられたそうです。

ところが、せっかくの注文住宅。住んでみたら実は寒かったとのことでした。

小林さんは最近の注文住宅って暖かいと思い込んでおられたようでした。

なぜなら最近の家は、高性能住宅ということがよく言われているからです。

高性能住宅は断熱性・気密性・耐震性・耐久性・省エネ性など快適に暮らすための性能がそろっている住宅のことを指します。

皆さんも、省エネ計算にかかわる外皮性能ですとか、ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス、略してZEH(ゼッチ)などの言葉をお聞きになったことがあると思います。

省エネ計算にかかわる外皮性能、 ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス、略してZEHゼッチ

引用:住宅における外皮性能ー国土交通省説明参考資料
   これからは!「ZEH」でお得に賢く快適生活ー経済産業省資源エネルギー庁

この高性能住宅という言葉が、数年前からよく聞かれるようになりました。

小林さんは、今から建てる家は夏は涼しくて、冬は暖かい家に違いないと思い込んでいたところ、実は寒かったというお話です。

小林さんが注文住宅で家を建てようとした時、一番初めに夢中になったのが間取りプランだそうです。

私が建てるのは木造の注文住宅、夢がいっぱい詰まった新築。
孫たちが遊びに来ても楽しい我が家。
そのためにリビングを広くしよう。
娘たちに秘伝の料理を伝えなきゃいけないから、キッチンも大きめにしよう。
収納はどうしようかな
捨てきれない洋服や思い出のアルバムもすっきり仕舞いたいし。

という夢をふくらませながら一生懸命プランをつくり、
よし、これで理想の家ができるぞ、と。

いざ完成して住んでみたら寒かった・・・

小林さんは私、寒いのが苦手なんです。ということでお悩みになって、エア断リノベで何とかなりませんかというご相談に来られました。

実例②高性能の建売住宅なのに暑かった?!

もう一人ご紹介しましょう。

上田さんというご夫婦で、この春、分譲住宅を購入されたそうです。

上田さんも先ほどの、小林さんと同じように、世の中高性能住宅という言葉が溢れていて、今時の家は全部高性能だと信じていたそうです。

逆に高性能の家でなければ売ってはいけない時代だと思い込んでおられました。

世の中、高性能住宅という言葉が溢れている

事実、その建売住宅も高性能をうたっていたそうです。

ところが、春に購入したばかりの家は夏になると暑い暑い

特に2階の部屋はたまらない。

まだ冬は経験してないけど、エア断リノベでなんとか解決できないですかねとご相談に来られました。

「高性能住宅は住みやすい」は幻想?

先ほどの小林さんも上田さんも。高性能住宅という言葉を勘違いしてらっしゃるようです。

性能の高い家は「暖かくて涼しくて過ごしやすい」という錯覚に陥っていらっしゃいます。

先ほども言いましたように、高性能の家は気密性能も断熱性能も高く、設備・機器は省エネばかり。

しかし、だからといって住みやすいとは限らないんですね。

高性能住宅は高気密・高断熱、設備・機器は省エネだが、住みやすいとは限らない。

高性能住宅というのは魔法の住宅ではありません。

高性能住宅にすれば年中快適で、年中春のような我が家になる、これは幻想です。

今回のように新築して2,3年しか経過していない方からご相談が増えています。

現在、エア断リノベしている現場がありますが、そこもまだ築10年の新しいおうちです。

暑い寒いはエアコンをフルで稼働して何とかカバーしていますが、

これをエア断リノベでなんとかなりますかねという問い合わせが増えたのも、

高性能住宅という言葉が一人歩きしてしまっていることが背景にあると思います。

やはり暑いシーズンにはエアコンが必要です。

寒いシーズンもエアコンやストーブとか、やはり温まる器具が必要です。

そのように、エアコンをフル回転しても経済的に過ごせるように工夫する。

その工夫の1つが高性能住宅なんです。

だから、高性能住宅にすれば、空調設備不要で年中春のような家になる、というわけではなく

空調設備をつけて、経済的に過ごせるようにするための工夫の一つだととらえて頂いたら、高性能住宅の本質をお分かりいただけると思います。

高性能住宅は、空調設備をつけて、経済的に過ごせるようにするための工夫の一つ

中古住宅が生まれ変わる、特許工法「エア断リノベ」

築50年以上の中古住宅でも、新築早々の住まいでも対応可能 原則は、そのまま住みながらの工事が可能 費用も原則として300万円以下

高性能住宅の本質をお伝えしましたが、現に、夏は暑くて冬は寒いと困っている方はいらっしゃいます。

そこでおすすめしたいのが、私たちが行っているエア断リノベーションという特許工法です。

このエア断リノベは、築50年以上の中古住宅でも、新築早々の住まいでも対応できます。

原則は、そのまま住みながらの工事が可能です。

また、費用も原則として300万円以下で全館空調並みのお住まいに生まれ変わります。

ただ、お住いの状況により工事費が変わってきますので、まずはお気軽に、ご相談ください。

もちろんご相談は無料です。

エア断リノベについてもっと詳しく知りたい方はぜひこちらの動画もご覧ください。

こんな仕組みなんだなとご理解いただけるかと思います。

さて、今回は新築したけど、夏は暑くて、冬は寒い家だったという実例をご紹介しました。

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今回も最後までありがとうございました。

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