【工務店経営43年の結論】底冷え・寒さの根本原因は24時間換気と〇〇!プロが教える「エア断」による究極の解消法

寒さ対策

この記事はこんな内容です↓
・冬の底冷えの原因は、単なる断熱不足ではありません。

工務店経営43年の経験を持つプロが、24時間換気という現代の壁を乗り越えられない従来の対策の限界を解説。
究極の解決策である独自工法「エア断リノベ」の仕組みと、全国100社以上のネットワークによる安心の施工体制をご紹介します。
底冷えを根本から解消し、健康で快適な住まいを実現したい方は必見です。

この記事は、株式会社ニルバホーム代表の至福太郎が、43年の工務店経営で培った知識と経験に基づき執筆しています。

エアコンをつけているのに部屋が暖まらない?!

冬場になると、エアコンをつけているのに、足元が寒い、冷たい足の裏が冷たい、指がかじかむなんて経験、ありませんか?
冬の朝、床に降りた瞬間に「ブルッ」と身震いするほどの寒さ。暖房をつけても足元だけは冷たいままの「底冷え」。
あなたは「古い家だから仕方ない」「日本の冬はこんなもの」と諦めていませんか?

私たちニルバホームは、43年にわたり工務店経営を通じて、数多くのお客様の住まいの悩みに向き合ってきました。その経験から断言します。底冷えは、我慢する必要のない「解決できる問題」です。

しかし、その原因は単なる「古い断熱材」だけではありません。従来の対策では解決しきれない、現代の住宅特有の大きな壁が存在します。

この記事では、底冷えのメカニズムを解き明かし、従来の対策の限界を指摘した上で、私たちが推奨する「エア断住宅」という究極の解決策をご紹介します。

今日はその「底冷え」について解説していこうと思います。

底冷えの根本原因は「自然現象」と「現代の義務」!?

原因その1:冷たい空気は下にたまり、暖かい空気と混ざらない「自然現象」

底冷えの原因、これは実は……  自然現象 なのです!

皆さん、スーパーとかコンビニエンスストアで冷凍食品の売り場へ行かれた時に気が付かれると思うんですが、冷凍食品のショーケースって、ほとんど蓋が開いてますよね。
お客さんに手に取っていただけるように蓋を開けて陳列しているのですが、蓋が開いていても冷凍食品はとけていません
このショーケースには、冷たい空気は下にたまり、温かい空気は上に上りやすい、そして冷たい空気と温かい空気は混ざりにくいという空気の性質が利用されているのです。

冷たい空気は下にたまり、温かい空気は上に上りやすい、そして冷たい空気と温かい空気は混ざりにくいという空気の性質

冷たい空気はどこから来るのか

この空気の性質により、家の中でも足元が寒い、底冷えが起こるということは皆さんすでに予想がついているかと思います。
しかし先ほどの冷凍ショーケースの例ではコンプレッサーが働いていましたが、家の中にはそんな機械はありませんよね。
ではその冷たい空気はどこから来るのでしょうか?

それは、冷たくなった 窓や壁 から伝わってくるのです。

皆さん、冬場にカーテンを開けて窓際に行くと、なんかぶるっと寒く感じることありませんか?
窓ガラスが外の冷たい空気に冷やされ、冷たくなった窓によって窓付近の室内の空気も冷やされます。その冷気により、体温が放射冷却するため、窓際に行くとぶるっと寒く感じます。
せっかくエアコンなどで暖まった空気も、窓ガラスや壁によって冷やされると下降し、床付近に滞留してしまいます。

そして床付近の冷たい空気と天井付近の暖かい空気は混ざりあわないのです。

せっかくエアコンなどで暖まった空気も、窓ガラスや壁によって冷やされると下降し、床付近に滞留してしまいます。 そして床付近の冷たい空気と天井付近の暖かい空気は混ざりあわないのです。 これが底冷えの第1の原因だといわれています。

これが底冷えの第1の原因だといわれています。

原因その2:底冷え対策を阻む「24時間換気の義務化」

従来の断熱リフォーム(窓の交換、壁への断熱材追加、気密性の向上)で、冷気の発生源を減らすことは可能です。

しかし、私たちが長年の経験で痛感したのは、この対策だけでは底冷えを完全に解消できないという現実です。

非常に大きな問題があるのです。

それは、2003年7月の建築基準法改正で義務化された24時間換気です。

2003年7月に建築基準法が改正され、それ以降に建築される新築に24時間換気が可能な設備をつけることが義務化されました。 また2003年7月の改正以前に建てられた中古住宅でも、リフォーム時に24時間換気設備を設置することが義務化されています。

義務化の背景:
2003年7月に建築基準法が改正され、それ以降に建築される新築に24時間換気が可能な設備をつけることが義務化されました。
また2003年7月の改正以前に建てられた中古住宅でも、リフォーム時に24時間換気設備を設置することが義務化されています。

この建築基準法改正の背景には、当時問題になっていた「シックハウス症候群」があります。

建材や家具に含まれるホルムアルデヒドなどの化学物質が揮発し、室内に充満することで健康被害を引き起こすもので、その対策として24時間換気が義務化されたのです。

建築基準法改正の背景には、当時問題になっていた「シックハウス症候群」があります。 建材や家具に含まれるホルムアルデヒドなどの化学物質が揮発し、室内に充満することで健康被害を引き起こすもので、その対策として24時間換気が義務化されたのです。

トイレや物入れなどを除く居室については2時間ですべての空気が入れ替わるように換気しなければなりません。これを1日中行うのが24時間換気です。

換気のためには、外から新鮮な空気を取り入れ、室内の淀んだ空気を換気扇で強制的に排出する必要があります。

家の外壁に空気の入り口をつけ、反対側の壁に換気扇を取り付けて空気の流れを作るので、冷たい空気が入ってくる上に、せっかく暖めた空気も換気扇から外に排出されてしまいます。

換気のためには、外から新鮮な空気を取り入れ、室内の淀んだ空気を換気扇で強制的に排出する必要があります。 家の外壁に空気の入り口をつけ、反対側の壁に換気扇を取り付けて空気の流れを作るので、冷たい空気が入ってくる上に、せっかく暖めた空気も換気扇から外に排出されてしまいます。

底冷えを助長するメカニズム
1.換気のために、外の冷たい空気を強制的に取り入れる必要がある。
2.せっかく暖房で暖めた室内の空気を、強制的に外へ排出してしまう。

私もかつては従来の断熱材に頼っていましたが、この工法では24時間換気の壁を越えられないことを痛感しました。 換気扇から暖気が逃げ、空気の入り口から冷気が侵入する限り、底冷えは解決しないのです。24時間換気の義務化が発表された当時は、2時間に1回程度なら空気を全て入れ替えても、暖房効果にはそんなに影響ないですよと。いわれていたのですが、

始まってみると、実際、お客さんから「24時間換気の部屋は寒い」という苦情をいただくこともありますし、「大きな空気の入り口に蓋をしてしまいたい」という工務店さんもいらっしゃいます。

「24時間換気」も底冷えの大きな原因の一つとなってしまっているのです。

底冷えの対策

ではどのような対策があるのでしょうか?

今回は3つ、ご紹介します。

対策①窓ガラス

冷たくなってしまう窓ガラスを一重のものからペアガラスに変える、内窓をつける、サッシそのものをペアガラス、トリプルガラスのサッシに変えるなどがあります。 これについては今現在、経済産業省による「先進的窓リノベ事業」により半額相当の補助を受けられる可能性がありますので、利用を検討されてみてもよいかもしれません。

まず1つ目は窓ガラスへの対策です。

冷たくなってしまう窓ガラスを

・一重のものからペアガラスに変える
・内窓をつける
・サッシそのものをペアガラス、トリプルガラスのサッシに変える

などがあります。

これについては今現在、経済産業省による「先進的窓リノベ事業」により半額相当の補助を受けられる可能性がありますので、利用を検討されてみてもよいかもしれません。

対策②壁

窓だけではなく、壁も残念ながら冷たくなります。 その壁が冷たくなるのを防ぐために、 ・壁の中に入っている断熱材をもっと強力なものに変える ・断熱材がない家は断熱材を入れてしまう というリフォームがあります。 しかし厄介なことに、今ある壁を壊して断熱材を入れたり、あるいは入れ替えたり、そしてまた壁を直すという工事になりますので、少々費用は高くついてしまいます。

窓だけではなく、壁も残念ながら冷たくなります。

その壁が冷たくなるのを防ぐために、

・壁の中に入っている断熱材をもっと強力なものに変える
・断熱材がない家は断熱材を入れてしまう

というリフォームがあります。

しかし厄介なことに、今ある壁を壊して断熱材を入れたり、あるいは入れ替えたり、そしてまた壁を直すという工事になりますので、少々費用は高くついてしまいます。

対策③気密性

冷たい空気というのは、先ほど申し上げた通り、窓や壁を伝わってくるのですが、それだけではなく、隙間からも入ってきます。

この隙間からの冷気について、東京大学の前准教授が開設されている「サスティナブル建築デザイン研究室」というホームページの動画から画像を拝借し、ご説明させていただきます。

気密性の違う二つの部屋に、同じエアコンがついています。そのエアコンを27℃で稼働し、部屋の経時的な温度変化をサーモカメラでみていく実験です。
Maelab 前真之サステイナブル建築デザイン研究室

気密性の違う二つの部屋に、同じエアコンがついています。そのエアコンを27℃で稼働し、部屋の経時的な温度変化をサーモカメラでみていく実験です。

画像左側が気密性の高いほぼ隙間のない部屋で

右側は12㎠/㎡の隙間がある低気密の部屋です。
中古住宅程度を想定した部屋になります。

エアコン稼働開始から10分経過後

こちらはエアコンの稼働開始から10分経過した時点の様子です。

エアコン稼働開始から10分後 左も右も、すなわち気密性の高い部屋も低い部屋も差はほとんどありません。 エアコンの周りが少しオレンジ色になっていて、27度の温風で周囲の空気が暖められた状態だということがよく分かります。 まだ床付近は青く、そして天井に向けて緑に写っています。青から赤に向けて温度は高くなり、緑はその中間です。
Maelab 前真之サステイナブル建築デザイン研究室

左も右も、すなわち気密性の高い部屋も低い部屋も差はほとんどありません

エアコンの周りが少しオレンジ色になっていて、27度の温風で周囲の空気が暖められた状態だということがよく分かります。

まだ床付近は青く、そして天井に向けて緑に写っています。青から赤に向けて温度は高くなり、緑はその中間です。

エアコン稼働開始から15分後

そしてこれがエアコン稼働開始から15分後の様子です。

エアコン稼働開始から15分後の様子 左側の気密性の高い部屋は下の方までオレンジ色に変わってきました。 床付近まで暖かくなってきたことがわかります。 ところが、右側の気密性の低い部屋は下のほうが青いままです。温度が違う空気は混ざりあわないので、床付近の冷気が邪魔して、暖かい空気が下まで行けないのです。 胸あるいは腰のあたりから上のみ暖かく、床付近は寒いままであることが想像できます。
Maelab 前真之サステイナブル建築デザイン研究室

左側の気密性の高い部屋は下の方までオレンジ色に変わってきました。

床付近まで暖かくなってきたことがわかります。

ところが、右側の気密性の低い部屋は下のほうが青いままです。温度が違う空気は混ざりあわないので、床付近の冷気が邪魔して、暖かい空気が下まで行けないのです。

胸あるいは腰のあたりから上のみ暖かく、床付近は寒いままであることが想像できます。

もう少し右側の写真だけ拡大してみましょう。

15分後の画像の右側を拡大 そうするとお分かりいただけると思いますが、下の方に隙間があります。 この隙間から、実は外の空気が入ってきているのです。そのため、床付近がいつまでも冷たいままです。 そして上の方にも隙間があり、暖かい空気がその隙間から逃げてしまっています。 冷たい空気が下から入ってきて床付近に滞留し、暖かい空気は上から逃げる。 そのような状態になっているのです。
Maelab 前真之サステイナブル建築デザイン研究室

そうするとお分かりいただけると思いますが、下の方に隙間があります。

この隙間から、実は外の空気が入ってきているのです。
そのため、床付近がいつまでも冷たいままです。

そして上の方にも隙間があり、暖かい空気がその隙間から逃げてしまっています。

冷たい空気が下から入ってきて床付近に滞留し、暖かい空気は上から逃げる。
そのような状態になっているのです。

この実験から、部屋の隙間が、底冷えの原因の一つになっていることが分かります。

気密性の大事さが分かったところで、底冷え対策のお話に戻ります。
気密性を高めるために隙間を小さくすることは、大がかりな工事でなくても、ご自身のDIYでも可能です。

具体的には、

コーキングとよばれるような充填剤を使って隙間をふさぐ
遮熱シートを貼る
気密塗料である「CAT(キャット)」を塗る

などです。

CATというのは私たちが開発した塗料なのですが、これを塗ることで隙間を少なくすることが可能になります。

気密性を高めるために隙間を小さくすることは、大がかりな工事でなくても、ご自身のDIYでも可能です。 具体的には、コーキングとよばれるような充填剤を使って隙間をふさぐ、遮熱シートを貼る、気密塗料である「CAT(キャット)」を塗るなどです。

隙間については別途、動画で詳しく取り上げたいと考えておりますので、ぜひまたご覧ください。

43年の経験から生まれた結論:究極の底冷え解消法「エア断」

ここまで底冷え対策として3つの方法をご紹介してきましたが、
「窓・壁・気密性(隙間)」の問題を楽に解決する方法はないのでしょうか…!?

そこで今回は、24時間換気を確保しながら、窓や壁、隙間からの冷気などの問題を一挙に解決する「エア断住宅」を皆さんにご紹介します。

エア断の特徴①空気の取り入れ方:侵入する空気が冷たくないため、底冷えを根本から防ぎます。

エア断は通常の24時間換気のように、外の冷たい空気を直接採り入れることはしません。床下の地熱により、冬時期でも少し暖まった空気をうまく利用するのです。

エア断住宅の特徴の1つ目は、空気の取り入れ方です。

通常の24時間換気のように、外の冷たい空気を直接取り入れることはしません。

床下の地熱により、冬時期でも少し暖まった空気をうまく利用するのです。

エア断の特徴①空気の送り先:「捨てる空気が断熱材になる」という革新的な発想

一般的な24時間換気とエア断の違い。 通常の24時間換気は、せっかく暖めた空気を外へ排出してしまうと説明しました。 しかしエア断では、直接外に出すのではなく、通気層に流すのです。これがエア断の最大の特徴です。 通気層に流すことで、その通気層がエアーカーテンという役目を果たし、強力な断熱材の代わりになります。

そしてエア断の特徴の2つ目が吸い出した空気の送り先です。

通常の24時間換気は、せっかく暖めた空気を外へ排出してしまうと説明しました。

しかしエア断では、直接外に出すのではなく、通気層に流すのです。これがエア断の最大の特徴です。

通気層に流すことで、その通気層がエアーカーテンという役目を果たし、強力な断熱材の代わりになります。

すなわち、捨てる空気が強力な断熱材になるのです。

詳しい説明はここでは省略しますが、エア断リノベについての動画もぜひ合わせてご覧ください。

エア断は24時間換気をうまく利用してエアカーテンを作り出すので、壁をわざわざ壊して断熱材を入れなくても、壁からの冷気を防いでくれます。

いわば一軒まるごと強力な高断熱の家にするのです。

そして工事の際に、隙間を極力少なくし気密性も高めます。

なぜニルバホームの「エア断リノベ」を選ぶべきか

底冷えを解消し、快適な住環境を実現するリノベーションは、誰に頼むかが最も重要です。

43年の工務店経営実績が裏付ける技術力と信頼性

私たちは、単に「エア断」という工法を販売しているだけでなく、43年間、工務店としてお客様の家づくりを支えてきた実績があります。

経験: 現場の特性を熟知しているからこそ、RC住宅、木造住宅など、建物の構造に合わせた最適なリノベーションを提案できます。

技術: エア断リノベの技術力は、全国の工務店に指導を行うコンサルティング事業によっても証明されています。

全国100社以上の工務店ネットワークによる安心感

私たちは、全国各地の100社以上の優良な工務店と手を組み、エア断リノベの認定施工技術を提供しています。

「全国規模の確かな技術」を、「あなたの地域の信頼できる工務店」を通じて受けられる体制を築きました。これにより、どこにお住まいの方でも、質の高いエア断リノベを実現できます。

底冷えを我慢しないで!まずはお気軽にご相談ください

底冷えは、単なる寒さの問題ではなく、健康や光熱費にも直結する深刻な問題です。
今日ご紹介したエア断工事によって、底冷えがまず解消されます。

今現在お住まいが底冷えするな、寒いな、なんとかしたいなと思ってらっしゃる方はぜひご相談ください。
我々は全国の工務店がネットワーク組んでいます。加盟店があなたの家の近くにもあると思います。

ご相談無料です。

あなたの家がエア断工事に適しているか、費用はどれくらいか、まずは無料でご相談ください。
全国の工務店ネットワークを駆使し、真摯にお答えさせていただきます。
住まいの問題は、人生の問題です。 43年の経験をかけて、あなたの住まいの悩みを解決することをお約束します。
是非、お問い合わせください。

今日は底冷え原因とその対処法についてお話しさせていただきました。
ご参考になれば幸いです。

運営者:ニルバクラブ代表 至福太郎
工務店経営43年、全国の工務店100社以上のネットワークを構築し現場指導などに当たっている。現在、YouTubeやインスタグラムの運用を通じて【安心安全で快適健康な住まいづくり】をモットーに発信中!断熱・気密、結露・カビ対策など、家にまつわるお悩みはなんでもご相談ください♪

運営者:ニルバクラブ代表 至福太郎 詳しい運営者紹介はこちら

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