湿度コントロールのために防湿シートを使うのは一般的なことです。実際にはどれくらい防湿できているのでしょうか?実験してみると、驚きの結果がわかりました。
防湿シートの透湿性実験
全体を防湿ビニールで覆った箱に、温湿度センサーを入れて加湿してみました。
実験スタート時の湿度は 4.1g/m
3時間後には25.6g/mまで上がってしまいました。防湿ビニールの効果は期待できないのでしょうか?
続いて、温湿度センサーを防湿ビニール袋に入れて、再度トライしてみました。
実験スタート時の湿度は 4.8g/m
防湿ビニールの袋で完全密閉しましたが、こちらも、湿度は上昇し、3時間後には34.4g/mになってしまいました。
『防湿ビニールでも湿気は通り抜ける』ということが分かりました。これが壁内結露の主たる原因です。
湿度比較グラフで歴然
こちらは高断熱・高気密住宅(エア断住宅ではありません)の、8月の外部湿度と壁内部湿度のグラフです。外部湿度の上昇と同じように、壁内部湿度も上昇しています。
対して、こちらはエア断愛知モデルハウスの、8月の外部湿度と壁内部湿度のグラフです。
エア断は、対流で壁に入り込む湿気を抑制します。
湿度の高い8月、外部は28g/mの高湿度時でも、壁内湿度は驚異の10.4g/mでした。
これは4月上旬並みの湿度です。
エア断の高い調湿性能がはっきりと分かる結果となりました。
エア断住宅にご興味をお持ちの方は、どうぞお気軽にお問い合わせください。
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