無垢材の吸放湿は意味がない?

結露

無垢材についてのご質問に回答した、ホームリサーチ社の動画をご紹介します。

質問者
質問者

『ウチで使用する木材は、夏に湿気を吸い込み、冬に湿気を放出するから乾燥しないんです。』と言われたのですが、本当でしょうか?

ホームリサーチ社の回答

無垢材は湿度の高い時期に湿気を吸い込み、乾燥し始めると吸い込んだ湿気を放出します。

湿度は4月から徐々に上昇し、木材は水蒸気を吸い込み始めます。
しかし、限界値は想像よりも早く来てしまいます。6月の梅雨時期には限界を迎え、7月・8月は水蒸気を吸い込むことができなくなるのです。

そして、9月・10月には水蒸気を放出し始め、12月以降の冬季には放出できる水蒸気は残っていません。

春のうちに湿度を吸い込んで、夏はこれ以上吸い込めない。秋のうちに湿度を放出して、冬はもうカラカラ…だから湿気を吸い込んでも吐き出しても無意味である、と動画で説明されています。

私たちの見解

今回ご紹介したホームリサーチ社の動画では、確かに無垢材は吸湿したり放湿したりするが、効果が無いと結論付けています。

確かに外気状態ならその通りでしょう。

しかし私たちは室内で無垢材を使用しています。
杉の柱一本がビール瓶6本分もの湿気を吸放湿するなら室内の快適湿度に貢献しているはずです。

無垢材の良さ

無垢材の良さは湿度の調整だけではありません。

裸足で歩いても気持ちがいい

無垢の床材はビニールで表面を加工したフローリングと異なり、感触が気持ちいいものですよね。
真夏の床で足の裏がベタベタする感触や、冬場に足裏がジンジンと縮むように冷えるのも嫌なものです。
私たちが無垢材をお勧めしているのも、正にこの肌感覚を大事にしているからです。

気持ちが落ち着く

また、目に見える木そのものが与えてくれる優しさ。(目視率は30%以上がおすすめ)
無垢材から放出されてくる「フィトンチッド」と呼ばれる脳に優しい(気持ちが落ち着く)物質も、無垢材の特長でしょう。

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